【学生×企業】 長崎ではたらきたい学生と 長崎の企業をつなぐひと

学生、企業、保護者―
就活に関わるすべての人に寄り添う


長崎県キャリアコーディネーター
チーフ 山口 晴信さん
20年以上教育に携わり、学生の指導や就職支援を行った経験から、現在の仕事に。大学の非常勤講師としてキャリア教育の講義も行う。

“長崎県キャリアコーディネーター”って?

県内就職サポートのために長崎県が配置している就職支援スタッフ。
長崎県内をはじめ、福岡県、首都圏の3つの拠点を中心に、就職について悩みを抱えている学生やその保護者からの相談受付、長崎県での就職を希望する学生への情報提供、大学での講演、企業への採用アドバイスなどを幅広く行っている。
今回、県内の大学を担当するチーフコーディネーターの山口さんと、福岡の大学担当で産業カウンセラーの資格も持つ谷崎さんに、その活動内容や長崎県内での就活を取り巻く状況について聞いた。

 

長崎ではたらきたい学生と
長崎の企業をつなぐひと

長崎で就活をしていると、「都会に比べて企業の情報が少ない」「やりたい仕事がない」と悩む人も多いのでは?

そんな人にぜひ知ってほしいのが、 長崎県キャリアコーディネーター”の存在だ。

彼らは、一言でいえば「学生と企業をつなぐひと」。若者の県内就職を推進するべく、2019年春からスタッフを増員するなど、支援体制を強化している。

 

チーフの山口さんは県内の大学を定期訪問し学生の就職相談に乗るほか、就職セミナーの講師なども務める。

谷崎さんは福岡の大学生の長崎へのUIターン就職を支援

就職相談会で学生のヒアリングを行い、県内企業を紹介するなどの活動を行っている。

 

全国的に売り手市場にあり、ネットで簡単に企業の情報収集ができるイマドキの就活。

一見「楽勝」にも見えるが、その手軽さの背景には問題もあるという。

「誰もが知る有名企業に表面的なイメージだけで入社した結果すぐに辞めたり、長崎で働きたくても、企業の情報が少ないばかりに、簡単に情報が手に入る都会の企業に学生が流れる傾向にあります」と谷崎さん。

そのような中で大事になってくるのが、自己分析の手助けと、長崎の企業の情報を届ける役割だ。

 

「多くの学生の悩みが『自分が何をしたいかわからない』ということ。『こんな状態で相談していいの?』と思うでしょうが、むしろ歓迎!ゼロの状態だからこそ来てほしいですね」と山口さん。

1回でも相談にくればスッキリする学生さんは多い。そして、ほとんどがリピートで来てくれます。3回くらい相談を重ねればしっかりした自分の軸ができ、会社の選択基準もできてくる。あとは自己実現ができる企業探しを一緒に行っていきます」

 

アプローチは、学生だけでなく企業にも。

採用活動を効果的に行えていなかったり、特にB to Bの場合は優良企業でもその存在が認知すらされていないことも。

そのため企業向けの「採用力向上セミナー」などの開催を通じ企業側との結びつきを図る。

企業の情報を蓄積し、採用に関するアドバイスを行うとともに、マッチングする学生がいればつなげてくれる。

「業種・給与など具体的なこと以上に、『自分が求めていることは何か』という抽象的な部分が合致すると、その企業に入る理由ができる。企業にとっても、その学生を迎え入れる理由ができます。その”理由”を互いが明確にすることが大事で、特に私たちが注力していることです」。

そう山口さんは話す。

 

相談は無料で、大学や長崎県若者定着課を通じてアポイント可能

最近では保護者からの相談も増え、採用に悩む企業からの相談も大歓迎だという。

長崎県キャリアコーディネーターは、就活に悩めるすべての人に寄り添ってくれる心強い存在なのだ。

↓就職相談はコチラから↓
長崎県 若者定着課
メール:n.syukatu@pref.nagasaki.lg.jp
TEL:095-895-2732

 

 

 

 

長崎県キャリアコーディネーターのかたに聞く
就職お悩みケース別アドバイス

長崎県キャリアコーディネーター
谷崎実和子さん

にききました!

CASE.1 部活で就活に出遅れるも、強みを明確にすることで多くの企業の目に留まったAくん

大学3年生の12月まで大好きな部活の大会があり、会社説明会やインターンシップに参加する時間が取れなかったAくん。

周囲より随分と出遅れているため大きな焦りがありましたが、納得できるまで部活に熱中するようアドバイス。

その後、部活がひと段落してから就活を始めましたが、彼は部活を通してたくさんの困難を乗り越えてきたためアピールポイントがたくさんありました。

それらを掘り起こし、言葉で定義すると自身の方向性も明確になり、あっという間に多くの企業の目に留まることに。

 

大事なのは、まずは自身の経験や考えをしっかりと言葉で定義すること。

これは自信につながり、企業を選ぶ基準が見えてきます。

そうなると目指す方向が明確になるものです。それは今の視線の外かもしれません。

 

就活中は何かと不安に陥るものですが、まずは自信をつけると、見える世界が違ってきます。そのために私たちを大いに活用してくださいね。

CASE.2 挫折した心を整理し、新たなフィールドとして就職先を見つけたYくん

福岡県内の大学生Yくんは、将来プロのサッカー選手を目指していましたが、大学3年生の時、ケガによりプレイヤーとしての道をあきらめ、民間企業へ就職することに。

 

気持ちを切り替えて就職活動に挑もうとしたYくんでしたが「何から始めればいいのかわからない」と相談。

夢をあきらめた挫折感から自暴自棄になって就職先を決めてほしくないという想いから、まずはYくんの「心の状態」を整理するところから始めました。

その結果、Yくんは仕事に「やりがい」や「自己成長」を求めていることがわかり、Yくんの希望に叶いそうな会社を複数紹介しました。

その中でYくんが最終的に選んだ会社は、長崎県内でも中小企業のX社。

規模は小さくても成長意欲がかきたてられ、やりがいを感じられそうなX社を選んだのだと思います。

 

新たに情熱を注げるフィールドを見つけたYくん。

将来X社のエースとなって長崎県の若い力の一員として活躍してくれることを願います。

 

 

 

 

若もののLIFE×WORK STYLEを応援するコンセプトサイトができました

 

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